まず、関節痛での注意点。
・じっとしていても痛い、発熱を伴う場合は病院へ
病院が嫌と言う患者さんでも、数回の治療後に反応の改善が見られない場合は、病院での検査をお願いしています。
・麻酔注射を受けている方は、治療の効きが鈍い。
治療に来られる方には、病院で麻酔注射をされている方もいらっしゃいます。
麻酔注射は神経を遮断する薬ですので、鍼や灸の刺激も弱まります。
・自宅での運動、治療(お灸)をされる方ほど治癒が早い。
時々行く鍼灸院よりも、毎日自分で行う治療の方が効果が高いのは当たり前。
そして、治療を続ける気持ちも治癒を後押ししてくれます。
〇 四十肩、五十肩
病名は「肩関節周囲炎」。
肩関節周囲の炎症ということで、非常にあいまいな病名です。
原因は解明されていませんが、加齢による筋肉の減少(だから四十、五十肩)と言われています。
そして、肩関節特有の問題も。
普通の関節は、骨と骨の凸凹がはめ込む形になっているのですが、肩は凹がほとんどありません。
このように、噛み合いが緩いためにいろんな方向に動くことができます。
その緩い噛み合わせをつなぎ止めているのが、肩の筋肉です。
ですから、肩の筋肉にはかなりの負担がかかっています。
その一部が弱くなると、周りの筋肉がそのしわ寄せを受けます。
負担の増えた筋肉も疲労していきますので…
というように、どんどん広がっていってしまいます。
また、風邪などで喉の調子が悪くなってから…なんてこともあります。
(肩、腕の神経は喉の部分から出て来ますので、喉、鼻と非常に仲良し)
軽度の場合は、肘への鍼一本で腕が上がることもあります。
患者さんからも歓声が上がります。(それでも数回の治療は必要です)
ただ、鍼灸院に来られる方は痛くて痛くて我慢できなくなってから。
それでも、1回の治療で動く範囲がぐっと広がります。
ただ、元に戻りやすいので間隔を詰めた治療が必要となります。
放っておいても長くて1年ぐらいすれば痛くなくなりますが、痛いまま動かしていると、痛みがひいても動く範囲が狭くなる可能性があります。
痛みに関しては、痛くなってからの時間が長ければ長いほど時間がかかります。
さらに、長期間我慢していた人は、原因が広く深く広がっている場合が多いです。
それでも、鍼を打てば痛みが軽くなってお帰りになられます。
ただ、治療後の痛みの取れ具合いと持続時間は短くなる傾向がみられます。
ですので、痛いのを我慢する前にいらしていただければ、早く楽になれます。
まず、関節痛での注意点。
・じっとしていても痛い、発熱を伴う場合は病院へ
病院が嫌と言う患者さんでも、数回の治療後に反応の改善が見られない場合は、病院での検査をお願いしています。
・麻酔注射を受けている方は、治療の効きが鈍い。
治療に来られる方には、病院で麻酔注射をされている方もいらっしゃいます。
麻酔注射は神経を遮断する薬ですので、鍼や灸の刺激も弱まります。
・自宅での運動、治療(お灸)をされる方ほど治癒が早い。
時々行く鍼灸院よりも、毎日自分で行う治療の方が効果が高いのは当たり前。
そして、治療を続ける気持ちも治癒を後押ししてくれます。
〇ひざ痛
変形性膝関節症の方が多いですので、こちらのお話を。
膝関節は長年体重を支えてますので、変形するのが当然です。
が、変形すると痛いか?と言えば…全く痛みのない人も多くいらっしゃいます。
ということは、関節の変形が痛みの原因とは言い切れません。
うちのHPを見られていれば、骨が痛みの原因になりにくいのはご存知でしょう。
やはり筋肉が原因である場合が多いです。
ですので、原因として多いのは腰や足と言った隣の関節の筋肉や、背中の筋肉です。
その筋肉が悪くなった原因としては、内臓も考えられますので治療方法は様々です。
また、膝に水がたまるという方もいらっしゃいます。
抜いても抜いても水がたまる…
水がたまる原因は膝関節周りの炎症です。
擦り傷で傷口がジュクジュクになるのと同じ原理です。
いくら水を抜いても、原因はそのままなので止まるはずありません。
これには、本当に「お灸」がよく効きます。
自宅で「せんねん灸」をしていただくことで、再発も抑えられています。
まず、関節痛での注意点。
・じっとしていても痛い、発熱を伴う場合は病院へ
病院が嫌と言う患者さんでも、数回の治療後に反応の改善が見られない場合は、病院での検査をお願いしています。
・麻酔注射を受けている方は、治療の効きが鈍い。
治療に来られる方には、病院で麻酔注射をされている方もいらっしゃいます。
麻酔注射は神経を遮断する薬ですので、鍼や灸の刺激も弱まります。
・自宅での運動、治療(お灸)をされる方ほど治癒が早い。
時々行く鍼灸院よりも、毎日自分で行う治療の方が効果が高いのは当たり前。
そして、治療を続ける気持ちも治癒を後押ししてくれます。
〇股関節痛
股関節、鼠径部が痛いという方で、病院で検査をしても原因がわからない…
画像診断、血液検査でわからないとなると、残るは筋肉です。
足の付け根である鼠径部。かなり多くの筋肉が絡んできます。
上は腹筋から、下はすねの筋肉。
お尻や背中からの筋肉もあります。
こちらも、時間の経過とともに広がっていきます。
ですので、治療を進めるに従っての治療箇所が変化していきます。
筋肉的には膝に近いのですが、膝関節とは異なり股関節は安静にしないと休めません。
膝は伸ばし切ると力がいらないようにできていますので、実は立っていても休めます。
が、股関節は立ち、歩く限り必ず筋肉が動きます。
なので、どうしても膝よりも治療回数が必要になります。
それでも、治療毎に楽になる事を実感できると思います。
先進国では8割の人が腰痛との統計もあるので、ほとんどの人が経験しているはずです。
が、腰痛で鍼灸院に来られる方よりも、他の症状で来院されて腰痛を治療する人の方が多いです。
治療しているときに首→背中→腰と見させていただくと、腰を触った瞬間にわかります。
「痛いでしょう」
「えっ?? 痛いです!! なんで??」
となります。
と言うように、ほとんどの方は我慢されているようです。
では、腰痛の原因は…
1.内臓(消化系の不調や、むくみ等)
2.炎症(熱が出ます)
3.骨の変形(器質性)
4.筋肉の凝り(機能性)
などがあります。
※腰痛の8割が心因性と発表されましたが… 法律関係の方から話を聞きました。
腰が痛いけど理由が???でも診断書を書かないといけない…
→え~い、心因性にしちゃえ!!
と言う裏事情もあるとかないとか…
2、3は診させてもらった後、病院での検査をお願いしています。鍼で痛みが楽になるとしても、場合によっては外科的手法ですぐに楽になる場合もあります。
1も急性の場合はすぐに病院です。慢性の場合でも病院の検査をお願いします。
(理学検査ができないのが鍼灸院のつらい所。なので病院を利用させてもらいます。)
また、
・痛みやしびれとともに足が冷える。
・じっとしていても痛い
場合も、病院での検査が必用です。
大きな病気の早期発見につながることもあります。
すると、鍼灸院では4と、1の慢性(病院では治療方法がない場合)だけになります。
1,2,3は病院で治療できるはずなのですが、難しいようですね。
それでも治らないということは、原因が違うということです。
反応点では、筋肉(筋膜)だけでなく、内臓も含めた全体を診察します。
また、先ほど「じっとしていても痛い」とありましたが、じっとしていても動いてる筋肉があります。
ですから、病院の検査で異常が見つからない場合は鍼灸へいらしてください。
腰痛の原因となる筋肉は非常に多岐にわたります。
一度、我々のような筋肉の専門家に見てもらうことをお勧めします。
これらの疾患は、すぐに良くなる方もいれば、良い状態が続かない方もいらっしゃいます。私の経験からすると、めまい→耳鳴り→難聴と移行される方が多いです。このように症状が変化してこられた方は、かなりの時間が経過しているので元の状態に戻るのは難しい。治療後しばらくは状態がよくなっても、また悪くなる…
ご自身でも治療をしていただく必要性が高く、根気のいる治療になる場合が多いです。
骨折としていますが、鍼灸で骨がつくわけではありません。
骨折時、鍼で骨に微小な振動を与えてあげると、接合が早まるという話もあります。
ここでは、骨折でも「いつの間にか骨折」についての症例です。
この「いつの間にか骨折」。
その名の通り、知らないうちに骨折している状態です。痛みがあればわかるのですが、「いつの間にか」という名の通り、痛くない場合も多々あります。
そうです、変形性膝関節症のように骨が異常なのに痛くないということは、骨が痛みの原因でないということです。(骨折が原因となる場合もあります。)
となると、原因となるのは筋肉ですので鍼灸の出番になります。
実際には、骨折状況の確認のために整形外科へ通院、検査とともに、痛み緩和のための鍼灸治療と併用していただきます。
まず、関節痛での注意点。
・じっとしていても痛い、発熱を伴う場合は病院へ
病院が嫌と言う患者さんでも、数回の治療後に反応の改善が見られない場合は、病院での検査をお願いしています。
・麻酔注射を受けている方は、治療の効きが鈍い。
治療に来られる方には、病院で麻酔注射をされている方もいらっしゃいます。
麻酔注射は神経を遮断する薬ですので、鍼や灸の刺激も弱まります。
・自宅での運動、治療(お灸)をされる方ほど治癒が早い。
時々行く鍼灸院よりも、毎日自分で行う治療の方が効果が高いのは当たり前。
そして、治療を続ける気持ちも治癒を後押ししてくれます。
〇股関節痛
股関節、鼠径部が痛いという方で、病院で検査をしても原因がわからない…
画像診断、血液検査でわからないとなると、残るは筋肉です。
足の付け根である鼠径部。かなり多くの筋肉が絡んできます。
上は腹筋から、下はすねの筋肉。
お尻や背中からの筋肉もあります。
こちらも、時間の経過とともに広がっていきます。
ですので、治療を進めるに従っての治療箇所が変化していきます。
筋肉的には膝に近いのですが、膝関節とは異なり股関節は安静にしないと休めません。
膝は伸ばし切ると力がいらないようにできていますので、実は立っていても休めます。
が、股関節は立ち、歩く限り必ず筋肉が動きます。
なので、どうしても膝よりも治療回数が必要になります。
それでも、治療毎に楽になる事を実感できると思います。
科学の発達により、脳内の血流量や酸素消費量等が映像で見られるようになりました。その機械を使い、鍼施術中、後の脳を観察すると、血流量の増加、酸素消費量の増加が確認されています。
このことは、脳内に酸素や栄養が行き届き、代謝が活発になっていることを示します。
研究結果の論文としても、
・レビー小体型認知症における認知機能や幻視の改善と日常生活動作の改善
・鍼治療と生活指導による、認知機能低下の比較
等が報告されています。
これらは特に変わった治療ではなく、一般的な頭痛や肩こり、首こりの治療と重なる部分が多いので、危険なものではありません。
最近やっと「病気」として扱われるようになったものですが、中医学では「気滞」「鬱滞」と診断するように、昔から病気(まさに気の病)として扱います。
認知症にも書いていますが、機器の進歩により鍼による脳への影響が続々と観察されています。
ラットでの実験では、脳内のセロトニンやドーパミンの変化が観察されており、鬱などに効果がある(薬との併用で効果が上がる)というように、脳への影響がいろいろと観察されてきています。
わかりやすい例では、「鍼灸治療を受けると眠たくなる」という現象があります。
今流行のヘッドマッサージで、マッサージ中に熟睡するというのは、鍼灸師であれば日常見ている現象です。
鍼灸では、頭だけでなく首や肩への治療でも見られる現象で、首や肩の凝りによって圧迫されていた血管が解放されることにより、脳内の環境が改善されるためだと思われます。
環境が改善されることにより、脳本来の活動が回復され、元気な状態に戻ることができます。
また、同時に起きる不定愁訴にも、昔から鍼灸の守備範囲です。
これにより、さらに気分が軽くなるのです。
患者さんもつらいですが、治療する我々もつらいです。
残念ながらすべての症状を消せるわけではありませんし、場合によっては病院をお勧めする場合もあります。
急性の筋肉疾患(ぎっくり腰)だと、大体がその場で動けるようになり、2~3日で痛みは大体楽になります。
が、同じぎっくり腰でも内臓や慢性の筋肉疾患から来るものは時間がかかります。
何か月、何年もかかって積み重なった原因ですので、なかなか頑固です。
やはりそれなりの時間と患者さんの努力も必要になってきます。
ただ、私も10年以上鍼灸治療を受けてきてますが、「痛みが楽になる」のは本当です。
加えて、当院では体操・せんねん灸・ローラー鍼による自宅治療を患者さんにお願いし。自宅で治療を行ってもらうようにしております。
自分で治療することにより24時間治療が可能。さらに意識することにより、治療の短期化、再発防止効果を得ることができます。